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小児歯科

小児歯科 こどもの歯について
こどもの歯について

こどもの歯の健康は、将来のお口の健康に影響します。

乳歯は表面のエナメル質が薄く、歯質がやわらかいので、永久歯よりも虫歯になりやすく、虫歯になると急速に進行します。こどもの歯は時期がくれば生え替わるから虫歯になっても大丈夫だろう、と思われるかもしれません。しかし、乳歯が虫歯だと永久歯も虫歯になる確率が高く、永久歯の歯並びや咬み合わせなどをはじめ、様々な悪影響が出てきます。一生、健康な歯で暮らすためには、こどもの頃からのケアがとても大切になります。「もと歯科クリニック」では、こどもの虫歯治療はもちろん、虫歯予防や歯並びなど、小児歯科の観点からお子様の成長をお手伝いいたします。

乳歯の虫歯予防

正しいブラッシング

幼児期のこどもはまだ正しいブラッシングができません。仕上げ磨きは自分で丁寧に磨ける10歳くらいまで親御様がしてあげてください。大きくなってからのお口の健康のために、正しいブラッシングの習慣をつけさせてあげましょう。

動かし方

歯と歯に間や歯と歯ぐきの間、咬む面のみぞを、歯ブラシを小刻みに動かすことが大切です。勢いよく動かしているだけでは、磨き残しがでる心配があります。

場所

奥歯や歯の裏側など、見えない部分も丁寧に磨きましょう。上の奥歯は、小さめに口を開かせた方が歯ブラシがよく届きます。前歯だけきれいにしても虫歯は防げません。

デンタルフロスを使いましょう

歯垢はブラッシングで50%ほどしか除去できませんが、デンタルフロスの使用で90%程度まで除去できるといわれています。特にこどもの頃は、歯と歯の隙間が狭く歯みがきだけでは汚れが取れていない場合があるため、デンタルフロスの使用をおすすめします。

種類は糸状のI字型、奥歯用のF字型・Y字型があります。どれも使い捨てですので、毎回新しいものをお使いください。 使い方は、デンタルフロスを横に動かしながら歯ぐきに入り込むくらいまで入れ、歯の側面にあてて、上下にこすりながら汚れをかき出します。歯ぐきを傷つけないように、ゆっくりと行います。詳しい使い方や、どれを使えばいいのかなど、「もと歯科クリニック」にお気軽にご相談ください。

お口の健康のための食生活

将来にわたりお口を健康な状態で保つためには、顎の正しい発達が重要となります。そのためには栄養バランスの良い、しっかりと咬む食事で、丈夫な顎をつくる事が大切です。また、しっかり咬む食事は、歯垢の形成を防ぐ唾液の分泌を促し、虫歯の発生を抑えます。近頃ではやわらかい食べものが増え、しっかりと咬む機会が減ってきていますので、意識的に取り入れお子様のお口の健康を保つように心がけましょう。

「ダラダラ食べ」に注意

飲食の回数が増え、長時間にわたってお口のなかに糖分があると、虫歯ができやすくなります。虫歯にならないようにするためには、「時間を決めて間食を取る」、「飲食の回数を減らす」、「規則正しく食事をとる」などが大切です。

おやつ選びのポイント

  • しっかりとした咬み心地があるもの・糖分(ショ糖)が少ないもの
  • キシリトール配合のもの・カルシウムがたくさん入っているもの
  • 低カロリーで低脂肪のもの・無添加の保存料
  • 合成着色料を使っていないもの

おやつに適した食べ物・飲み物

  • 果物
  • トウモロコシ
  • 枝豆
  • 小魚
  • お茶・麦茶
  • お水

フッ素塗布で虫歯予防

こどもの歯は、歯質がやわらかく虫歯になりやすいため、フッ素塗布での虫歯予防は効果的です。フッ素を歯の表面に塗ることでエナメル質を強化し、酸から歯を溶けにくくします。酸で柔らかくなりはじめたエナメル質を再び硬くする作用(再石灰化)もあります。「もと歯科クリニック」ではお子様を対象に、虫歯になりにくい歯を作るためのフッ素塗布をお勧めしております。

小児矯正について

永久歯が生えたときに乱れた咬み合わせにならないように、乳歯の段階から矯正装置を使いきれいに並ぶスペースを確保するのが、小児矯正(子どもの矯正)です。矯正は、効果を実感するまでに時間がかかりますが、さまざまなメリットがあります。お子様に少しでも「コンプレックスを抱えることなく健康的な人生を送って欲しい」とお考えであれば、早めにご検討ください。

小児矯正のメリット

仕上がりが良くなる

極端に大きい歯のせいで抜歯が必要なケースでも、顎の成長をコントロールして、正常な発育を妨げるような歯並びや癖を改善するので、お顔全体のバランスが良くなります。

顎のバランス・
咬み合わせを改善できる

悪い咬み合わせのまま顎が成長してしまうと、顎が変形して顔つきが歪んでしまいます。成長している時期に改善を行えば、バランスの良い咬み合わせが望めます。

手術の必要性を減らせる

受け口などを放置すると、顎のズレが大きくなり手術が必要になる事もありますが、こどものうちに咬み合わせを改善すると、こうした手術を回避できる可能性が高まります。

抜歯の可能性を減らす

小児矯正で顎の成長を正しく促すことで、顎が成長しきった後に行う本格矯正(成人矯正)での、永久歯の抜歯の可能性を減らす事ができます。

本格矯正治療の期間を
短縮できる

永久歯がキレイに並ぶスペースを小児矯正で確保するので、本格矯正(成人矯正)を行う際に治療期間を短縮できます。

歯や顎への負担を
軽減できる

咬み合わせが悪いと、生え変わり時期に極端な歯のすり減りや、顎への負担がかかります。歯並びを早期のうちに改善しておくことで、この症状を軽減できます。

コンプレックスの
解消につながる

歯並びの悪さはお子様のコンプレックスの原因にもなりえます。早めの矯正治療は子どもの心を守ることにもつながり、性格形成などに良い影響が出ることもあります。

矯正歯科歯の乱れを直し気持ちも、体も健康に。arrow